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K-POPには特徴があると思う。一つは中毒性がある、というか、また聴きたくなる、そんな感じ。 僕は少女時代、Wonder GirlsとKARAは少し聴き、そこで気づいたことを書こうと思う。 今回理由としてこれだろーと思うのは 曲の短さ 歌詞の繰り返し サウンド 特にその特徴がKARAを聴いたときにハッキリでてる気がしたのでKARAを例にします。 そしてそのKARAの例からわかった、 各メロディなどの曲構成 も一つの特徴ではないでしょうか。 曲の短さ。 多くが3分30秒前後、或いはそれ以内で終わってる。 例えば『KARAベスト2007-2010』。 20曲で約40分、3分10秒台で終わるのがアルバム12曲の半分6曲。 この曲の短さに秘密がある。 日本のスタイルは イントロ Aメロ Bメロ サビ 一番と二番の間 Aメロ Bメロ サビ 間奏 Cメロ 大サビ アウトロ みたいなこういう曲構成、或いはこれに近いものが一般的だと思う。Bメロでサビに行くまで力をためるとか。聴いててもこれは~メロてゆうのが洋楽、K-POPに比べてわかりやすいと思う。 K-POPは邦楽ほどサビの前にためるというより、比較的ずーっと同じようなテンポで曲を展開する。 そしてイントロでサビを持ってきてるか、一番と二番の間がかなり短いか、Bメロカットか、 そういうのがあったりでサビのメロディ、或いは曲のタイトルだとかを繰り返し歌って、 印象付ける。更に「あれだけ繰り返してた」のが3分ほどで終わる。 初めて聴いたときは「あれだけ繰り返し聴いたものが突然(わずか3分で)終わる」ということで、何か物足りない、とか「あれなんだっけ?」と思いまた聴こう、となる。 曲が短い、というのは「変に間延びさせるのではなく、ぎゅっと詰め込む」とともに、 「何か物足りない、もっとボリュームが欲しい」という要素も持ち合わせえる。 この曲の短さはK-POPに限ったわけではない。 イギリスの人気バンド、arctic monkeysを聴いてもらえばわかるが、 彼らも楽曲の長さは短く、ぎゅっと詰め込む。 Teddy Pickerという曲の場合イントロとAメロで同じギターのリフが繰り返される1曲が、2分30秒ほどで終わる。同じような要素があると思う。 arctic monkeys:Teddy Picker↓ギターのリフが印象に残る 二つ目に歌詞の繰り返し。 歌詞といっても僕はハングルはよくわからんけど、とりあえず「繰り返し」が多い。 イントロ、或いはAメロで繰り返した曲のタイトルなりフレーズなりをサビでも繰り返す。 これに加えてさっきの曲の短さだから頭に残る、もの足りなくってまた聴く、となりやすいのではないだろうか。 この歌詞の繰り返しもK-POPに限ったわけではなく、例えば僕の好きなイギリスのバンド、The La'sはそれがよくある。このWas It Something I Saidは、歌詞が1パターンしかなくそれを繰り返してるだけだからね。個人的にはすごくいい曲だと思うし大好きなんだけど。笑 The La's↓Was It Something I Said というわけで、 この「曲の短さ」、「曲のタイトル繰り返し(歌詞反復)」が特徴であげられると書いたが、 「日本の曲との違いはわかったけど、イギリスのバンドとかとは同じで、別に特徴ないじゃん」と思われるかもしれない。 これらに加えて、K-POPがその独自性を生み出しているそれらに加えて、サウンドそのものが大きく貢献しているのではないだろうか。 例えば、少女時代のヒット曲『GENIE』に関してウズベキスタンのアーティストとの曲の間でパクリがどうか、という話がある。 今回はパクリ云々については触れないが、これらを聞いてもらえば元々を同じ曲として、ボーカルのキーの高さや歌詞の違いだけでなく音のつくり(サビとか)によってこう変わるのか、と感じられるのではないだろうか↓ ウズベキスタンの歌手:Dineyraの『Raqsga tushgin』 少女時代:『GENIE』 正直私はサウンドそのものに精通していないため、「~のエフェクターが」とか「~のミックスマシーンが」等々はわからない。只感覚として、「K-POPサウンド」らしきものがあり、それが独自性を生み出しているように思うのである(『CDジャーナル』という雑誌によれば、今回の日本デビューアルバム作成にあたり、韓国人プロデューサー(?)を招き、今回の楽曲にK-POPサウンドを組み込んだ、そのような類のことが書いてあった。この点に関しては日本デビューアルバムの作曲家陣を私は見てないので、今後見てみたいと思う。) つまり、イギリスのバンドなどは「シンプル」「また繰り返し」というわかりやすさがわかりやすいが、K-POPの場合それらの要素を伝統的ポップソングに取り入れ、独自のサウンドを用いて(少なくともアジア人好みの)大衆的な歌につくりあげているのではないだろうか。只のポップソングのようでありながら巧みにつくりこまれている点において、その独自性が保たれているのかもしれない。 こうした顕著な例として、特に「曲の短さ」「歌詞の反復」という面について、KARAの『Jumpin'』を聴いたときそうだと思った。例としてみてみよう。 KARA『Jumpin'』(下動画あり) この曲は2分57秒。 細かい構成を見てもらえばあとでわかると思うが、やはりさほどテンポの大きな変化もなく展開され、イントロとサビのはっきりした区別を感じさせない。 加えてこの曲は2分57秒の内、Jumpin’とかJumpとか、何回もでてくる。 構成は以下の通り。 イントロ:0~8秒(8秒) うちこみのイントロのみ イントロ:28~23秒(15秒) Jumpin' Jumpin'言いながらイントロ Aメロ:23~38秒(15秒) ※ここでもJump Jump言う Bメロ:38~54秒(16秒) ほぼ一つのメロディの繰り返し サビ:54~1分8秒(14秒) Jumpin' Jumpin'言う 間奏-1分8秒~1分23秒 (15秒) 1回ほどJumpin' Jumpin'言う Bメロ:1分23秒~1分40秒(17秒) ほぼ一つのメロディの繰り返し サビ: 1分40秒~1分54秒(14秒) Jumpin' Jumpin'言う Cメロ: 1分54秒~2分10秒(16秒) ほぼ一つのメロディの繰り返し 大サビ:2分10秒~2分40秒(30秒) Jumpin' Jumpin'言う アウトロ(イントロと同じ):2分40秒~2分57秒(17秒) Jumpin' Jumpin'言う Jumpin'言いすぎ。笑 2分57秒のうちJumpと言うメロディ(Aメロとか)が イントロ:15秒 Aメロ:15秒 サビ:14秒 間奏:15秒 2番サビで14秒 大サビ:30秒 アウトロ(イントロと同じ):17秒 で合計120秒、つまり2分。全体が2分57秒だから120/177秒。 1曲のうち2/3で、Jump言ってるわけだからそりゃあたまに残る。 AメロのJumpがイントロやサビとは違う、間奏は半分しかJumpと言ってない、といっても 結局100/177秒Jumpin'言っているのである。 あと上の構成から2つのことがわかる。 1つはJump(in')と言うメロディ(或いは言葉)が交互に出ているということ。 例えばAメロでJump Jump言って、Bメロは何もなくて、サビでJumpin'と言う。 こうして交互に出ることで、Jumpと言っていることに対してのしつこさをなくしている、或いは感じにくくさせているのかもしれない。 もう1つはAメロ・Bメロ・サビが15秒前後になっていること。 (ちなみに大サビはサビの繰り返しだから2倍の30秒になっている。) メロディによって曲の起伏こそ感じさせるがテンポに大きな変化を感じさせず、ずーっと同じようなテンポで曲は続く。 つまり、 同じようなテンポ+メロディごとに交互にあらわれるJumpin'によって、 おそらく等間隔性があり、その規則性に一種の心地よさを感じさせているのかもしれない。 加えて前に述べた曲の短さ、つまり3分ほどで突如曲は終わる。その為また聴きたくなる。 そうした作用をこの曲は持っているのかもしれない。 作曲者がここまで意図したかは全く知らないが、面白いものでこうなっているのである。 曲の短さ、歌詞の繰り返しはK-POPに大きく共通するところだと思うが、 この等間隔性・規則性を持たせるのはK-POPか、或いはKARAの特徴かもしれない。 歌詞の繰り返しをもう少し見てみる。 少女時代のヒット曲の例で見たなら、Aメロで曲タイトルを何回か、サビで再び曲タイトルを何回か、というようなスタイルは『Run Devil Run』、『Gee』で見られるが、他に「3段オチ」というわけではないが、3回或いはそれ以上叩きこむように繰り返し印象づけるものも多い。例えば前述の『Run Devil Run』、(特に)『Gee』、あと『Oh!』に『Hoot』とかね。 (追記:少女時代と同じSMエンタテインメントに所属するSHINeeの『Replay』においてこの手法がやはり使われていた。イントロとサビの音楽が同じで、サビでは”Replay”という歌詞を3回繰り返している。同じパターンである。) Wonder Girlsはとにかくサビを繰り返す、って感じかな。 KARA、少女時代、Wonder Girlsは所属事務所が違うので楽曲を提供してもらう先がもしかしたら違うからそれぞれ違う特徴をも生まれているのかもしれない。 或いは楽曲提供者が同じこともあるからアーティストは変わっても似たような(例えば曲の長さ・歌詞の繰り返しといった)ヒット曲がでているのか。 以上つらつらと書いてみました。 僕は最近の日本の曲や洋楽のポップソングはほとんど聞いてないので、「これは違うよ」とか「特徴じゃないよ」というのがあったらぜひご意見下さい。 ではでは。
by songbird04
| 2011-07-24 04:04
| 少女時代
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